あらすじ

犬の気持ちが言葉になる翻訳機が発売された。 広告の犬たちは、飼い主に愛情を語っている。僕もお年玉をはたいて、十一歳の愛犬コロにつけてみた。 ところが、何を聞いても返事は「別に」。 声を明るくしても、そっけなさは変わらない。 学校に行けなくなって、二週間。 せめてコロには、僕が家にいてうれしいと言ってほしかった。 返品方法を調べていた僕は、設定画面に見慣れない項目を見つける。 そのスイッチは、買ったときからずっとオフになっていた。 そっけない老犬と、言葉に詰まる中学生の、すこしふしぎな日常SF。

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小説を読もう2026/09/09
  • 現在の作品犬の翻訳機が「別に」としか言いません