あらすじ

「僕より身分の低い男がお似合いだ」 婚約破棄の最後に、侯爵令息はそう言った。 私に、自分以上の相手が見つかるはずがないと笑いながら。 では、平民の大魔法使いに求婚します。 爵位なし。家柄なし。お茶菓子は端から食べたがる。 けれど私の話を途中で遮らず、困っている人には自分で手を貸す、王都でいちばん気の合う人。 彼は目を丸くしてから、二人分の茶器を取り出した。 「まずは、恋人からでもいいかい。君に格好をつける練習がしたい」 翌朝、元婚約者が魔法の講義へやって来た。 私を見て笑いかけ、隣に座る人を見て直立する。 「せ、先生。なぜ彼女と」 「私の恋人だから。挨拶は二人にしてくれるかな」 元婚約者は知らなかったらしい。 身分の低い人と結婚することと、彼より下になることは、同じではない。 なお、先生は私の前だと、褒められるまで小さな花の魔法を繰り返す。 そんなところも、とても好きなんです。

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カクヨム
カクヨム2026/09/09
  • 現在の作品「僕より身分の低い男がお似合いだ」と婚約破棄されたので、平民の大魔法使いに求婚します ~元婚約者が毎朝、私の恋人に頭を下げています~