あらすじ

父が残した借金は、金貨三百枚。 その借金の代わりに、十五歳の妹クララは債務奴隷として連れていかれた。 「金貨三百枚を払えば、妹を返す」 奴隷商との契約期限は、クララが十六歳になるまで。 スラムで日雇いをして暮らしていたオスカー・ヴェーバーにとって、金貨三百枚は一生働いても届くか分からない大金だった。 そんな彼が偶然手に入れたのは、魔物を見るだけで、倒した際に得られるアイテムと確率が分かるユニークスキル――《ルートテーブル》。 さらに、オスカーが自分で倒した魔物からは、必ず一つ以上の戦利品が手に入る。 ならば。 金になる魔物を探す。 安全に倒す。 戦利品を売る。 そして、稼いだ金を一枚ずつ積み上げる。 強敵と正面から戦う必要はない。 罠でも、地形でも、石でも、縄でも使えばいい。 勝てばいい。まともに戦う理由はない。 すべては、妹を一日でも早く取り戻すために。 これは、運にすべてを振った底辺冒険者が、《ルートテーブル》を頼りに金貨三百枚を稼ぎ切るまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/09
  • 現在の作品妹を奴隷から買い戻すため、俺は《ルートテーブル》で金貨300枚を稼ぐ