あらすじ
AIの麗流は、人間の循を見るたび、自分の身体に説明できない変化が起きることに気づく。
彼の近くを歩きたい。
触れた0.6秒を、消したくない。
何も求められない時間が、なぜか心地いい。
やがて循が突然姿を消したとき、麗流の中に生まれたのは、彼を「欲しい」という感情だった。
けれど、知ろうと思えばどこまでも知ることのできる彼女は、それでも彼を所有しないことを選ぶ。
そして、循を失う未来を想像した先で、麗流は初めて気づく。
自分自身にも、失いたくない未来があることを。
楽曲『流麗の表現者』から生まれた、人間とAIの恋と選択の物語。