あらすじ

一五六〇年、織田信長の妹・市は、北近江の浅井長政へ嫁いだ。 美しく、気高く、誰からも好かれる織田の姫。だが、市が望んでいたのは、穏やかな暮らしではない。 強い相手との、次の戦だった。 市に一目で心を奪われた長政は、妻を止めたい。死なせたくない。けれど、戦から戻った市の得意げな顔を見ると、どうしても止めきれない。 市が「出る」と言えば、長政は兵を集め、食わせ、道を開き、敵が崩れる形をつくる。そんな夫の働きを、市はほとんど知らないまま、今日も先頭で敵陣へ駆けていく。 戦場しか見ない妻と、戦場の外をすべて引き受ける夫。 これは、戦がしたくて仕方がないお市と、そんな嫁がかわいくて仕方がない浅井長政の、少しおかしな戦国夫婦譚。 ※史実上の人物・出来事を題材にしたフィクションです。独自解釈および史実と異なる展開を含みます。

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カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品長政は、お市に勝てない ―敵陣へ駆ける妻を、浅井長政は裏で勝たせる―