あらすじ
オリヴィエには幼少時からの夢がある。それは「番と一緒に生きていきたい」というもの。
それはオリヴィエの前世、マノンの記憶を思い出したからこそ、強く願うものだった。
マノンに番はいたが、番と出会って四日でマノンは亡くなってしまった。
ある日、オリヴィエは体調不良から道で倒れてしまう。それを病院へと運んでくれたのは、偶然にもマノンの番、ライアンだった。
その直後、前日から気づいていた番の匂いを辿り、病院へとたどり着いたヴィクトー。竜人族の王族が治めるカウラルネア帝国の王太子である。彼こそ、オリヴィエの番だった。
マノンのことをライアンから聞くうちに、番となった者の深い愛情を感じたオリヴィエだが、自分より強いヴィクトーを番と認識することができない。
憧れでもあった番を見つけたのに分からないなんて、と愕然とするオリヴィエ。それでもヴィクトーからは温かく愛を向けられ続けている。
ヴィクトーの愛を受け入れれば、庶民のオリヴィエが王太子妃となってしまうことにも葛藤する。
一方のヴィクトーは番を見つけたことで、父である皇帝から課題を出された。それは番を得たヴィクトーが、寿命が違うオリヴィエを先に喪った後、この帝国の禍とならないようにするためだった。
今は会えなくても、この帝国のために。
一時期、二人は離れ、その間に番として一緒に生きていくため、オリヴィエは王妃教育を、ヴィクトーは国境付近に派遣された。
ヴィクトーにとっては愛する番のいない拷問とも思える生活を送っていく。
ある日、オリヴィエは小鳥の力を借りる形で、住宅を巻き込みそうな崖崩れの予兆を発見する。
番に会ってはいけない、話してもいけない中、オリヴィエは周りの協力を得ながらヴィクトーと協力し、危機回避にあたる。
物理的に離れていながらも、お互いを強く思う二人。
オリヴィエはヴィクトーを番と認識できるようになり、ヴィクトーの帰還後には王太子妃になる覚悟を決める。
ヴィクトーに溺愛され、幼少からの夢だった「番と一緒に生きていく」夢を叶えるのだ。