あらすじ
「へえ、絵師って今でも手で描いてるんだな」
宮廷絵師クローディアが仲間たちと三年かけて完成させた、建国神話の天井画。
ところが婚約者のツーブロ王太子エリオンは、「AI魔法ならポン出しできる」と作品を勝手に読み込み、色まで変えてしまった。
挙げ句の果てに「非効率な絵師とは結婚できない」と、大勢の前で婚約解消を宣言する。
だが、そのAI魔法を開発した第二王子サミュエルが現れ、「そんな使い方をさせるために作ったのではない」と兄を完全否定。
さらにエリオンが王家の機密までAIに読み込ませていたことが発覚し、工房も魔導士院も社交界も揃ってブチ切れ――ツーブロ王太子、まさかの全方面出禁へ。