あらすじ
ある日、月の公転軌道に原因不明の異常が発生した。
各国の研究機関が原因究明と対策に奔走する中、ただ一つだけ確かなことがあった。
月は、地球へ落ちてくる。
発表された衝突予定時刻は、午後十一時。
世界の終わりまで、残された時間は三時間。
高校生の晴人は、最後の三時間を誰と過ごすのか考えた末、幼稚園の頃から十八年間を共にしてきた幼なじみ・コウを呼び出す。
「最期、俺でいいのか?」
「コウがいいんだ」
世界が終わるというのに、二人はいつもと変わらないくだらない話をして笑っていた。
月が落ちてくるまで、あと三時間。
これは、世界の終わりを前にした二人の、最後の青春の物語。