あらすじ

高校最後の夏。 三塁のレギュラーだった俺は、大会直前の練習試合で右腕を骨折した。 甲子園まで勝ち進んでも、復帰には間に合わない。 代わりに三塁を守るのは、中学からずっと切磋琢磨してきた親友・健太。 誰より努力してきたことを知っている。 だから、あいつが試合に出ることに文句なんてない。 ――そのはずだった。 地方大会三回戦。 格下と思っていた相手に、チームはまさかの苦戦を強いられる。 スタンドから声を張り上げながら、俺の胸に最低な考えが浮かぶ。 俺がいたら、違ったんじゃないか。 誰かが代わりに怪我をすればよかったなんて思えない。 それでも、どうして自分だったのかという悔しさは消えてくれない。 試合に出られない。 守ることも、打つこともできない。 できるのは、ただ声を出すことだけ。 そして一点を追う最終回。 二死で打席に立ったのは、健太だった。

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/07
  • 現在の作品熱砂にも触れられない