あらすじ

出張中の恋人・榊原蓮司を少し試してみたくなり、Instagramに捨てアカウントを作った。 「今、一人? 今夜、少し飲まない?」  返事はすぐに来た。 「悪いけど、そういうの興味ない。俺には婚約者がいるから」  婚約者、という言葉を見た瞬間、少しだけ嬉しくなった。  昨日、いつ結婚してくれるのかと聞いた時には、「会社もようやく軌道に乗ったばかりなんだから、そんなに急がなくてもいいだろ」と言っていたくせに。  けれど、次のメッセージを読んだ瞬間、指が止まった。 「五年間海外にいた彼女が、明日帰ってくる」  少し間を置いて、もう一通届いた。 「三日後に結婚式をするんだ」  この五年間、私はずっと蓮司のそばにいた。  しばらくすると、一枚のウェディングフォトが送られてきた。  白いドレス姿で蓮司に寄り添っていたのは、五年前に彼を置いて海外へ行った初恋の人――白河紗月だった。

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/08
  • 現在の作品彼氏は祖母の治療費を、初恋の相手が欲しがった絵に使った。私は彼を捨て、その会社の出資者と結婚した