あらすじ
南あわじ市の臨時職員・橘汐里は、沼島の連絡所に残された古文書の廃棄整理という単純な仕事で、三日だけ島に渡る。
母の生まれた島。三歳で離れ、記憶はほとんどない。ただひとつ、母の口癖だけを覚えている——「先に言うたらいかん」。
国生みの島。天の御柱と伝わる上立神岩。
伊邪那岐と伊邪那美が柱をめぐり、女が先に言葉を発したために生まれた、骨のない最初の子。葦の舟に乗せて流された、名を持たぬもの。
記紀は、流された子がその後どうなったかを書いていない。
――流したものは、潮で返る。
全十一話・約42,000字。毎日午前零時更新。
※実在する沼島の地理・地質・国生み神話を題材にした創作です。作中の風習・行事・人物・家系はすべて架空のものであり、実在の沼島の住民および風習とは一切関係がありません。
※本作は執筆に生成AIを用いています。