あらすじ
日が暮れても公園に残っていると「ひぐらし公園おじさん」に連れていかれる――。
緑ヶ丘ニュータウンには、昔からそんな噂があった。
二十五年前、小学五年生だった石田美紀は、親友の藤井奈緒が見知らぬ中年男と一緒に日暮公園を去る姿を目撃する。
奈緒はそのまま行方不明となり、二度と戻らなかった。
そして現在。
近隣の街で起きた児童失踪事件のニュースを見ていた美紀は、小学五年生の息子・悠斗がまだ帰宅していないことに気づく。
連絡はつかず、スマートフォンの位置情報は、日暮公園の近くで止まっていた……。