あらすじ
魔術。
それは世界の裏側に存在する、もう一つの法則。
白夜教団に所属する少年「時任彰(ときとうあきら)」は任務のため、夜の星隷高校へ潜入する。
そこで出会ったのは銀髪の美少女――「霜月莉音(しもつきりおん)」。
世界救済委員会に所属する魔術師であり、本来なら敵同士である二人は、互いの目的も知らぬまま殺し合うことになる。
そして戦いの果て、彰は死んだ。
――はずだった。
目を覚ますと、そこは自分を殺したはずの少女の部屋。
なぜか身体は完全に治っており、おまけに椅子へ縛りつけられていた。
そして莉音は言う。
どうやら死にかけの彰は彼女に「一緒に歩んでほしい」と告げたらしい。
――まったく覚えていない。
だが紆余曲折の末、昨日まで殺し合っていた二人は付き合うことになり、さらには同居することに。
ついでに彰の星隷高校への入学まで決まってしまった。
組織の殺し屋として育ち、まともな青春とは無縁だった少年。
そんな彰にとって、それは初めて手にした「普通」に触れる機会だった。
学校へ通って、友達を作って、恋人と過ごす。
もちろん、世界の裏側で続く魔術師たちの戦いが、そんな青春を放っておいてくれるはずもない。
これは少しばかり普通を知らない少年が、魔術と怪異に満ちた世界で「普通の高校生」を目指す物語。