あらすじ

長年、欧州車に乗ってきた私は、日本車のシートにどこか物足りなさを感じていた。エンジンも足回りもブレーキも進化しているのに、なぜ長時間座ると疲れやすいのか。 その違いを考えているうちに、日本の床座文化とヨーロッパの椅子文化という、もっと長い歴史へ行き着いた。 近代日本の椅子観、自動車シート研究、腰椎支持と柔らかさの評価差、そして近年のマツダによる骨盤・脊椎支持の研究。 床文化がそのまま日本車のシートの差を生んだと断定はできない。だが、人が何を「座り心地」と感じるかには、文化の蓄積が残っているのではないか。 プジョー406クーペからマツダ2へ乗り換えた自身の経験を手がかりに、「椅子に身体を預ける」ということを考えるエッセイ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品なぜ欧州車のシートは疲れにくかったのか ――床文化と椅子文化から考える - 濃尾