あらすじ
気がつくと、俺は赤ん坊になっていた。
日本で暮らしていた記憶を持ったまま、炎の力が当たり前に存在する異世界に転生したレオン・アーデル。
生まれたのは辺境の小さな村。
前世とはまるで違う世界だけど、家族にも友人にも恵まれたし、第二の人生は案外悪くない。
この世界では、誰もが五歳になると炎の力に目覚める。
身体を強化する『生命の炎』。
傷を癒やす『再生の炎』。
相手の力を縛る『破壊の炎』。
そして、すべてを焼き尽くす『死の炎』。
一人につき、宿す炎は一つだけ。
――そのはずだった。
五歳になったレオンが目覚めたのは、赤い『生命の炎』。
……なのだが、なぜかその炎には見たこともない金色が混じっていた。
さらに成長するにつれ、青、紫、黒と本来なら使えるはずのない炎まで次々と発現していく。
かつて四つの炎を操り、戦乱の大陸をたった一人で統一した伝説の存在『炎帝』。
レオンは、その生まれ変わりだった。
そんなことなど知る由もなく、レオンは幼馴染たちとともに、炎帝が遺した大陸最高峰の学園へ入学する。
これは、かつて世界を統一した炎帝の力を受け継いだ少年の物語である。