あらすじ
公爵令嬢レティシア・フォン・ローゼンクロイツは、王太子アルフレッドの婚約者として王国を陰から支えていた。しかし卒業記念舞踏会の日、聖女候補クラリスへの嫌がらせを理由に「悪役令嬢」の汚名を着せられ、婚約破棄と国外追放を宣告される。
すべてはクラリスとその背後にいる黒幕によって仕組まれた陰謀だった。だがレティシアは絶望しない。辺境へ追放された彼女は、自らの知識と才能、そして密かに築いていた巨大商会の力を使い、荒れ果てた辺境を王都以上に栄える大都市へと変貌させる。
一方、レティシアを失った王都では経済が悪化し、王国は徐々に衰退していく。やがて大干ばつによって国は存亡の危機に陥り、唯一豊かな実りを保ったレティシアの領地に頼らざるを得なくなる。
その頃、宮廷魔導師ユーリウスは独自調査により、レティシア断罪事件の真相へと迫っていた。そして公開裁判の日、クラリスの偽善、数々の犯罪、さらには王家を巻き込んだ巨大な陰謀までもが暴かれる。
自らの過ちによってすべてを失ったアルフレッドは後悔するが、レティシアの心はもう戻らない。
「許します。しかし、やり直すことはできません」
やがて新たな国王のもとで王国は再建され、レティシアは国を救った英雄として称えられる。悪役令嬢と呼ばれた少女は、自らを陥れた者たちへの最大のざまぁを果たし、誰よりも輝かしい未来を手に入れるのだった。
婚約破棄、追放、成り上がり、陰謀暴露、公開断罪、後悔する元婚約者。王道悪役令嬢ざまぁファンタジー。
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