あらすじ

十一月の終わり。 吐く息が白くなる夜、大学生の青沼樹は、いつものように近所のコンビニへ向かった。 酒と煙草を買い、寒い夜の中で一服する。 それだけの、いつもと変わらない夜だった。 ただ一つ違ったのは、誰もいないはずのコンビニの片隅に、一人の少年がいたこと。 学生服を着て、本を読んでいる佐藤悠真。 以前、樹が働く居酒屋で出会った、常連客の息子。 高校生になってから、ほとんど会うこともなくなっていた彼と、なぜか最近、この場所で何度も顔を合わせるようになっていた。 正反対のような二人。 けれど、まだこの時の樹は知らなかった。 夜のコンビニで交わした何気ない会話が、自分の人生を少しずつ変えていくことを。

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小説を読もう2026/09/08
  • 現在の作品君だけが、俺を見ていた。