あらすじ

近未来。 ソーシャルVRは、もう特別なものではなくなっていた。 仕事が終わったら、いつもの場所に行く。 そこには、何年も顔を知らないまま付き合っている友達がいて、現実では一度も会ったことのない恋人がいて、ときには家族みたいな誰かもいる。 アバターを着替えて、くだらない話をして、眠くなったらそのまま寝落ちする。 そんな時間を繰り返しているうちに、そこにも「いつもの場所」ができていく。 けれど、そこが生活の一部になれば、今までにはなかった面倒ごとも生まれてくる。 本人がいないのに残り続けるアバター。 現実の身体を持たないバンドのボーカル。 長年使ってきた身体を手放さなければならなくなる日。 誰かから受け継いだ、たくさんの人にとっての居場所。 そして、そこで生まれてしまった家族。 これは、未来の技術の話というより、今ある暮らしの、ほんの少し先の話。 友達になったり、恋をしたり、喧嘩したり、帰る場所を作ったり。 そんな、現実のすぐ隣にあるかもしれない日常を描く連作短編集。

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カクヨム
カクヨム2026/09/08
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