あらすじ

鬼界カルデラ破局噴火から十数年。 灰に覆われた本州で、ただ一本だけ残った黒い線──小松基地の滑走路。 その線を守る整備員・佐久間陽一は、 風の向き、灰の厚さ、音のわずかな違いの中に、 国土がまだ律動していることを静かに見つめ続ける。 人がいなくなった土地は空白に見える。 空白は、誰かにとって「空いている場所」になる。 それでも、黒い線が残る限り、 日本の輪郭は消えない。 灰の大地に立つ者の、 淡く、深く、静かな手記。

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カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品北辰の国へ 外伝Ⅲ ~小松基地勤務 佐久間陽一の手記より~