あらすじ
十九歳の誕生日に、ユノは母の顔を忘れた。
七秒先の戦場を計算するたび、自分の思い出を失う戦術士。使い潰された末に軍を追われた彼の腕へ、敵国の皇女リゼが空から落ちてくる。
同時に、砦の兵士たちが泣きながら仲間へ銃を向けた。
「春分までに中央鐘楼へ行けば、止められる」
兵士の意志を奪う誓約刻印。大陸を二分する帝国と共和国。そして、両国の首に同じ仕組みを埋め込んだ巨大企業。
二十一日後の総攻撃を止めるため、ユノは口の達者な皇女と、借金持ちの医療船で戦場を渡る。
幼なじみの情報兵、容赦のない船医、十七歳の機関長、敵国の騎兵。増えていく仲間とは反対に、ユノの中の思い出は減っていく。
やがてリゼは、そんな彼へ告げる。
「私を忘れても、恋し直して」
戦争を終わらせること。彼女を生きて帰すこと。そして、自分まで失わないこと。
その全部を望んでは、いけないのか。
地形を読み合う戦い、国家の理想がぶつかる駆け引き、忘却に抗う恋を描く、全三幕完結の戦記ファンタジー。
※戦争、死傷、強制的な身体操作、記憶の喪失を扱います。
※本作はChatGPT5.6とGPT-6 Astraを用いて制作したオリジナル小説です。