あらすじ
アンブロッサム公爵家の後継者として育ったデイジーは、第一王子ヴィータから突然婚約破棄を告げられる。
ヴィータが選んだのは、父の再婚によって家にやってきた平民の少女レナ。
二人が結婚したいというのなら、デイジーに異存はない。
ところが、どうにも話がおかしい。
レナは自分を公爵令嬢だと思い込み、ヴィータは彼女がアンブロッサム公爵家を継ぐものだと信じている。
さらには身に覚えのない嫌がらせを訴えられ、デイジーは「悪役令嬢」と呼ばれる始末。
けれど、レナはアンブロッサム家の養女ですらない。
何故、誰も確認しないのか。
そして彼らはいったい、何を根拠にそんな話をしているのか。
婚約破棄をきっかけに、少しずつ明らかになっていくそれぞれの思い込みと勘違い。
これは「悪役令嬢」と呼ばれた公爵令嬢デイジーが、周囲とともに不可解な騒動を現実と常識に照らして紐解いていく物語。