あらすじ
乙女ゲーム『花冠のエリュシオン』の悪役令嬢、リゼリア・アーデンベルクに転生してしまった私。
原作通りなら、この先に待っているのはヒロインへの嫌がらせ、王太子からの婚約破棄、そして破滅。
ならばゲームの内容を知っているのなら簡単だ。ヒロインを虐めず、攻略対象にも近づかず、悪役令嬢らしい行動をしなければいいーーそう思っていた。
けれど、何もしていないのに原作通りの嫌がらせ事件が起こり、なぜか私が犯人だったことになっていく。
そんな私を庇うのは、本来なら敵になるはずのヒロイン・エリシア。
彼女にもまた、誰にも言えない秘密があった。
本来は敵同士になるはずだった悪役令嬢とヒロインが手を組んだことで、物語は少しづつ原作から外れ始める。
決められた破滅も、用意された結末もいらない。
これは二人の少女が、ゲームには存在しないエンディングを探す物語。