あらすじ

2033年、日本で新たな制度が始まった。 その名は――「転職FA制度」。 一定の職業経験を持つ労働者は、自ら「FA宣言」を行うことで、制度に参加する企業から採用のオファーを受けることができる。 ただし、自分から企業へ応募することはできない。 FA宣言が正式に成立すれば、その事実は現在の勤務先にも通知される。 そして、宣言したからといって、必ず転職する必要もない。 オファーを待つ人。 予想もしなかった企業から声をかけられる人。 誰からも声がかからない人。 より良い条件を提示されても、今の会社に残る人。 やがて制度は社会に広がり、FA宣言はブームとなっていく。 宣言者を増やしたい政府。 一人ひとりの人生と向き合いたいFA機構。 人材を獲得したい企業と、社員を失いたくない企業。 誰かが間違っているわけではない。 それぞれが自分なりの正しさを追った結果、少しずつ歯車がずれていく。 これは、転職をする人たちの物語ではない。 自分のキャリアを、誰に決めてもらうのか。 会社員たちと、その制度を取り巻く人々を描く、近未来の社会派お仕事ドラマ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品転職FA制度 ――会社員人生に「FA権」が与えられた日