あらすじ
病弱で臆病な王子アルブレヒトは、十八歳の夜、一人の踊り子と出会った。
傷ついた彼女を救ったことをきっかけに、アルブレヒトは彼女と心を通わせていく。
「貴方が信じないのなら、私が信じます」
彼女の言葉に背を押され、王位へと進んだアルブレヒト。
やがて国は大きくなり、彼自身もまた、かつての臆病な少年ではなくなっていった。
ただ一つ、彼の傍にいる踊り子だけが、出会った日のまま変わらなかった。
愛する人を守りたかった王と、彼を選び続けた踊り子。
二人の愛は、いつしか「愚かな王」の物語として歴史に刻まれていく。