あらすじ
花屋には、季節がある。
だが、花たちにとって季節とは、そんな風流なものではない。
人事異動である。
菊は一年中働き、ひまわりは夏に調子に乗り、鉢物はお盆になると居場所を失う。
市場からやってくる花たちは、季節と客の都合に振り回されながら、今日もそれぞれの売り場で働いている。
お盆、彼岸、年末、卒業、母の日。
忙しくなる者がいれば、暇になる者もいる。大量に呼ばれる者もいれば、突然仕事がなくなる者もいる。
そして、そんな彼らを取り仕切る「愛さん」は、今日も妙に淡々としている。
それでも当店、本日も通常営業です。
花屋の一年を、花と商品と資材たちの目線から描く、お仕事コメディ。