あらすじ
北方のプルチーノ公国で深刻な凶作が発生し、飢えに苦しむ人々がカトゥル帝国へ流入し始める。プルチーノ公爵からも難民受け入れを求める親書が届くが、帝国自身も不作による食糧不足を抱えており、リュカは受け入れに慎重な姿勢を示す。
しかし、議会では人道的理念を重視する声が上がり、難民の受け入れが僅差で可決される。ところが、当初想定していた規模をはるかに超えて人々が押し寄せ、わずか二週間で数百万人規模の受け入れを求められる事態に。食糧や雇用をめぐる問題に加え、犯罪や暴動も発生し、帝国内の緊張は次第に高まっていく。
リュカはプルチーノ政府に対応を求めるが、交渉は難航。さらに、難民問題をめぐる国内の対立も激しくなり、リュカの政治的立場も揺らぎ始める。
これは、移民問題を機に二つの国家が交わりを見せる物語。