あらすじ

クラスでも目立たない受験生の私(ひより)と、仕事に少し疲れた隣の家の会社員、瑞希(みずき)さん。 昼間は生きる世界も年齢も違う、一切関わりのない私たち。 だけど、土日休みを前にした「金曜日の夜」だけは特別だった。 夜が来ると、お互いの部屋の窓を全開にする。 わずか五十センチメートルの隙間を挟んで、缶チューハイとパックのココアで乾杯する。 それが私たちだけの、秘密のルール。 恋人、なんて名前をつけたら壊れてしまいそうだから。 親友、と呼ぶには生きてきた時間が違いすぎるから。 「――ねえ、瑞希さん。今日は土曜日になるまで、ずっと起きててもいいですか?」 窓越しに触れ合う、大人と子供の境界線。 恋愛未満、親友以上。そんな二人の、終わらない金曜日の夜のおはなし。

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小説を読もう2026/09/08
  • 現在の作品金曜日の夜だけは二人だけ