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あらすじ
舞台は現代、福岡・天神。 路上に看板が立ち、その脇にパイプ椅子と折り畳み机の簡素な店構えがあった。 店の名は「元祖天神大上屋」。 その店主、大上大介は、新米の拝み屋である。 師匠のもとをわずか三ヶ月で飛び出し、独立したばかりだ。 開業から一ヶ月が経つ頃、初めて看板からの依頼が飛び込んでくる。 依頼人は言う。毎日なにかが増えるのだと。 箸が増え、湯呑みが増え、靴が増え、──家人が増える。 彼はこの怪異を抱え込むことになる。 この稼業を続ける限り、ずっと。
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