あらすじ

凰月国(こうげつこく)の下級官吏の娘・蘭珠(らんじゅ)には、双子の姉・蘭花(らんか)がいる。蘭花はこのたび三年に一度の「選妃の儀」で后候補に選ばれてしまうが、彼女には将来を誓った幼馴染の武官がいた。式典当日、姉が式場から失踪。家の存続をかけて、蘭珠は姉の身代わりとして、面紗で顔を隠したまま謁見の間に立つことになる。 選妃の儀の目的はただ一つ、「胡散臭い媚びへつらいをする女を篩い落とす」こと。歴代の候補者たちが皇帝・弦耀(げんよう)の威圧的な質問攻めに泣き崩れる中、蘭珠はすでに人生を半ば諦めていたため、悪びれもせず淡々と切り返してしまう。それは本来なら即刻退場ものの態度だったのだが――「面白い」。弦耀はなぜか蘭珠を、たった一日で唯一の妃候補に指名してしまった。 姉の代わりのはずが、なぜか本気にされる。逃げようとするたび、なぜか気に入られる。これは、後宮に迷い込んでしまった不器用な身代わり娘と、人を疑うことしか知らない皇帝の、盛大にすれ違ったまま進んでいく求婚譚。

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小説を読もう2026/09/08
  • 現在の作品妹の身代わりで後宮入りしたのに、皇帝陛下が盛大な勘違いで溺愛してきます