あらすじ
久世怜司、三十八歳。職業、法人営業。
仕事帰りに突然倒れ、そのまま病院で人生を終えた――はずだった。
次に目を覚ましたのは、見知らぬ森の中。
しかも身体は、どう見ても子供になっている。
訳も分からないまま再び死にかけた怜司を救ったのは、エレノアと名乗る一人の錬金術師だった。
異世界。子供の身体。そして、自分には錬金術の才能があるらしい。
どうせ一度死んだ人生だ。
今度はもう少し、好きに生きてもいいかもしれない。
そうして怜司は、生きていくために錬金術師を目指すことになる。
金は欲しい。美味いものも食べたい。酒も飲みたいし、恋愛だってしたい。
でも、世界を救いたいわけでも、歴史に名を残したいわけでもない。
そんな怜司の第二の人生は――
「師匠。これ、本当に普通なんですか?」
どうやら、とんでもない師匠を基準に始まってしまったらしい。
欲はある。でも野心はない。
三十八歳のおじさんによる、異世界錬金術スローライフ。