あらすじ
王立学園の卒業舞踏会で、第一王子クリストファーから身に覚えのない罪を突きつけられ、婚約を破棄された公爵令嬢エレオノーラ。
証拠もなく悪役令嬢として断罪された彼女は、王子にすがることなく王都を去り、荒廃した北辺領の統治に乗り出す。未来の王妃となるために培った知識を生かし、鉱山の再開発、鉄道建設、学校や病院の整備を進めたエレオノーラは、やがて北辺を王国随一の豊かな土地へと変えていく。
一方、彼女を追放した王国は、ヴァレンティア公爵家の支援を失って急速に衰退。エレオノーラを陥れた令嬢ミレイユの嘘も明らかになり、王子は地位も信用も失っていく。
三年後、窮地に陥った王子は、エレオノーラが築いた富を求めて北辺へ現れる。しかし彼女の隣には、苦難を共に乗り越えた帝国第二皇子レオンハルトがいた。
これは悪役令嬢と呼ばれた少女が、復讐ではなく自らの幸福を選び、奪われた人生を取り戻す物語。