あらすじ
あやかしの中でも、走って人に神の言葉を届ける「神使」。ただ最近はめっきり神使の仕事が減り、ぐうたらするばかり。
一方、大学生の桐谷護は、サポートスタッフを務める陸上部でとある失敗をしてしまい、部活に顔を出せずにいる。
そんなとき、もふもふの尻尾と耳を持つ少年・月羽を助ける。感激した月羽に「ぼくたちをもういちど走らせて」と頼まれるも、感じの悪い青年・真高が「走る必要がなくなっただけだ」と月羽を回収していく。彼らこそ神使だった。
真高と因縁のある悧杏に煽られた護は、神使の健脚を競うあやかし駅伝に参加すると啖呵を切ってしまう。
「走れるところを示せば、また神使の仕事が増えるかも!」
神使なりたての大男・猛生、年齢不詳の長老・透翠、元気な和楽、冷めた若者・飛鳥、酒で借金のある丸々という神使たちをどうにか集め、鈍った足を鍛えるサポートを始める。
経験者である真高にも参加してほしいが、彼は五十年前に走るのをやめていた。説得を試みる中、「人間不干渉派」のあやかし・幽雅とのトラブルに見舞われ…?
真高が「走らない」と頑ななのはなぜか。
ぐうたら神使たちは、健脚と存在意義を取り戻せるのか。
人間不干渉派のあやかしは何を企んでいるのか?
そして、護は部活に復帰することができるのか。真高たちと結ばれた縁は切れてしまうのか?
もふもふあやかし×神使のお仕事×大学陸上部の、男子わちゃわちゃ現代ファンタジー。