あらすじ

社畜のサラリーマン・許斐沙智弥は、日々の過酷な労働で疲弊し切った日常を送っていた。 そんな中、大学時代に所属していたヨット部のチームメイト・椋木静哉に誘われ、臨時のヨットコーチを担うことに。 そこで「船に乗れないほどひどい船酔い」という致命的な欠点を持つ遥乃と出会い、沙智弥の運命が大きく変わっていく。 主要人物 許斐沙智弥(このみさちや) 社畜の主人公、毎日疲弊している。25歳。 慎重・優柔不断な性格。 気分転換に、とボランティアとして誘われたヨットコーチ。大学を辞めて以降、海にすら近づかなかった。 最後の大会、全艇の中でダントツ最下位。基本に忠実でミスもしないのに、速度が出ない。丁寧でつまらないセーリングと称された。 海も、辞める頃にはすっかり好きではなくなっていた。 しかし、「船に乗れないほどひどい船酔い」という致命的な欠点を持つ遥乃が、それでも海に執着する様子を見て少しずつ揺れ動いていく。 朝霧遥乃 都会のお嬢様学校にいたが、別荘のある伊東へ転校してきた。 海に出たいのに、船酔いがひどく海に出ることが叶わない少女と出会う。中学一年生・13才の女の子。お淑やかで大人びており、髪は肩までストンと落ちた艶やかな黒髪。 沙智弥と一緒に船に乗ると、不思議と船酔いがしなかった。海を始めて経験できた遥乃はその魅力に魅了されるが、沙智弥にはそれ以上一緒に乗る気も、また海に出る気もなかった。 しかし遥乃は海への異常な執着を見せる。 理由は海が理由で家族から笑顔が失われたからだった。 →昔から船に乗ると船酔いがひどく、海好きの父にいつも残念そうな顔をさせてしまっていた。裕福な家庭を築いた父は、よく豪華客船で世界各国を回ることを生きがいにしており、 その最中、父が友人と出かけた海釣りで海難事故に遭い、奇跡的に一命は取り留めたものの友人は助からなかった。それ以降感情の起伏がなくなり、笑顔が消えてしまった。 父親は伊東に別荘を買うほど海を愛していたが、海に近寄らなくなった。 『海で失った笑顔は、海で取り戻すしかない。』という信念がある。 また、海が素敵なものだと教えてくれた沙智弥に恩義を抱き、沙智弥を「オリンピックの金メダリストにする」という目標・夢を叶えるため、奮闘する。 沙智弥からOP級での「全日本選手権日本一」を成し遂げることが「正式な“先生”になる条件」にされ、OPを始めることに。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品Buddy!!