あらすじ

朝は戻った。 けれど、世界に答えまで戻ったわけではなかった。 細い朝が差すようになった世界では、 夜の中で成り立っていた暮らしや決まりが、少しずつ噛み合わなくなっていく。 使えなくなった合図。 戻る場所を失ったもの。 誰かが預け、誰かが運び、誰かが返そうとするもの。 そして、 「朝を閉じた方がいい」と願う者たち。 リクたちは旅の中で、 何度も同じ問いに立たされる。 何が正しいのか。 誰が決めるのか。 誰かを助けることと、 その人の答えまで決めることは同じなのか。 母ミオが残した木箱。 ノクスが持ち続けてきた“もう半分”。 全部を知ることはできない。 全部を守ることもできない。 そして、全部を決めることもできない。 それでもリクたちは、 自分たちに残されたものを抱えて進んでいく。 『サンチェイス』三部作、完結編。 答えのない朝を、 それでも僕らは持っていく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品サンチェイス 〜答えのない朝を持っていく〜