あらすじ
この世界では、十三歳になると誰もが「能力測定」を受ける。
炎を操る者。
雷を落とす者。
身体能力を極限まで高める者。
中には、時間や空間に干渉する規格外の能力者まで存在する。
そんな中、俺――黒崎レントが測定で出した結果は、
『能力値:0』
『特殊能力:なし』
『戦闘適性:なし』
『総合評価:最低』
だった。
当然、クラスでは「無能力者」と呼ばれることになった。
……まあ、別にいい。
なぜなら俺は、自分の力を隠しているだけだから。
本当の俺は――世界最強。
魔王級の怪物を一撃で倒し、超能力者百人をまとめて吹き飛ばし、校舎くらいなら指一本で持ち上げられる。
でも、そんなことをするつもりはない。
俺が中学校に入学した理由はただ一つ。
平和な学生生活を送りたいからだ。
友達を作って。
授業を受けて。
放課後に寄り道して。
そして何より――
「今日の給食、カレーか……!」
俺は給食を愛している。
ところが入学初日。
クラスメイトの天才能力者・神崎ミユが、俺の正体を疑い始める。
「……あなた、本当に無能力者なの?」
さらに学校には、能力者同士の派閥争い、謎の生徒会、校内に潜む怪物、そして給食を狙う謎の組織まで現れて――。
「給食を残す奴は許さない」
これは、世界最強の少年が力を隠しながら、
なぜか学校のトラブルを全部解決してしまう物語。
恋愛?
……給食を食べてから考える。