あらすじ
※カドコミ漫画原作コンテスト用の作品です
【あらすじ】
エアロアーツ。かつて魔法パルクールと呼ばれた魔法競技は、走者とオペレーターの二人三脚のスポーツであり、名前を変えて世界に轟いていた。
道路を走り、屋根を蹴り、ビルを跨いでゴールを目指す──そんなスポーツにおいて、トリックプリンスと呼ばれた人間、麗鷲奏良(うるわしそら)はその類い稀なる容姿と“魅せる走り”で熱狂を生み出していた。
彼は挫折した。ある少女に大敗し、それでも諦めずリベンジを誓うも、彼女はただ強い走り──“魅せられる走り”で瞬く間に世界一になる。
彼は心が折れた。エアロアーツから距離を置くも、その一年後。彼の前には世界一にすら届き得る未完の大器、空宮透羽(そらみやとわ)が現れた。
彼は再起する。一度は届かなかった世界一を、今度はオペレーターとして目指すことになる。
【設定】
エアロアーツ
・街中をコースにした長距離競技。他走者への危害を加えることを除けば何でもあり。走者の時速は八十キロを超えることもある。
・レース毎にクラス分けが行われており、次のクラスに進むためには現在のクラスで一位を取らなければならない。またレースのクラスと順位によって賞金を獲得できる。
・走者はレースの賞金の他にスポンサーがつくことでプロとして暮らしていくことができる。主人公である奏良は高校生ながら多数のスポンサーをつけ、世界一を目指さなければ安泰な暮らしだった。
蒼海原学園(あおみはらがくえん)
・国内最高峰のエアロアーツ走者養成学校。中等部と高等部からなり、中等部の三年間で基礎を叩き込み、高等部の三年間でデビューを目指し、成績上位者はスポンサーの獲得を目指してレースに出走する。またカリキュラムは緻密に計算されているため、転入の難易度は段違い。即戦力やとてつもない才能の持ち主でなければ転入は叶わない。
空宮財閥
・明治期に栄華を極めた財閥。しかし魔法産業が発展してからは損をしたため、魔法全体に良い印象を抱いていない。メインヒロインである透羽は前述を理解しており反対されると知っていたため、半ば家出の形で学園へ転入してきた。
レースのクラス
・CrownOver(CO)
国内一から世界一を決めるレースまでまとめて区分されるクラス。
──頂点とCrownの壁──
・TripleCrown(3C)
3Fを勝利した走者が走れるクラス。クラウンクラスは基本的にフラグメントクラスを突破した者は全て走れるが、賞金額の多寡が違うため必然的に3Cが最もレベルが高く、国内最高峰レベル。
・DoubleCrown(2C)
3Fを勝利した走者が走れるクラス。1Cよりも賞金額が多く、そのため集まる走者のレベルも高くなる。主人公である奏良はこのクラス付近で走っていた。
・SingleCrown(1C)
3Fを勝利した走者が走れるクラス。クラウンクラス以上は注目度が段違いで、1Cに到達した時点で一線級の走者とみなされる。
──CrownとFragmentの壁──
・TripleFragment(3F)
2Fを勝利した走者がいるクラス。ここまで来ると基本的に全走者にスポンサーがついており、多数のスポンサーがついている走者もいる。
・DoubleFragment(2F)
1Fを勝利した走者がいるクラス。
・SingleFragment(1F)
ABを勝利した走者がいるクラス。この辺りからスポンサーがつくこともある。
──Fragmentとビギナーの壁──
・All Biginning(AB)
一勝した走者がいるクラス。初心者と中級者の間。
・Half Biginning(HB)
デビューした新人から一勝もしていない走者がいるクラス。
【世界観】
・現代ファンタジー。舞台は現代と同じだが、一部の産業が魔法を動力としたものに取って代わられている。エアロアーツが流行した理由は、魔法の軍事利用によりイメージが悪くなったことに対する印象向上のプロパガンダだったが、これは本筋ではないため本編では六話以降も恐らく出さない。