あらすじ

神童(しんどう)羅衣(らい)は、目立たないことと『平穏』をモットーにする、極めて大人しい高校生。 彼がそこまで孤独に固執するのには、ある恐ろしい理由があった。 ――「極度のストレスがかかると意識を失い、肉体・骨格レベルで完全に別人の『天才(帝王)』へと変貌してしまう」という、自覚のない奇病を抱えているのだ。 ある日の放課後、クラスのトップギャル・西条氏(さいじょうじ)花蓮(かれん)が不良に絡まれているのを目撃した羅衣は、その恐怖とプレッシャーから限界を迎えて『覚醒』。 表に現れたもう一つの人格は、コテコテの関西弁を操り、圧倒的な脳内演算と軍隊格闘術(コンバディブス)で不良たちを瞬殺してしまう。 数秒後、ハッと我に返った気弱な羅衣はパニックになって逃げ出すが、時すでに遅し。 本物の「殺意と暴力」を間近で突きつけられた花蓮は、恐怖を通り越して脳のネジが完全に吹き飛び、その圧倒的なカリスマの「狂信的な奴隷」と化していた――! 「ねぇ神童くん。もっと脳みそ限界まで狂わせてよ、うちの帝王サマ」 またあの冷酷な人格に会いたいがために、あの手この手で羅衣に過激な精神的負荷(ストレス)をかけようと暴走するギャル。 彼女の狂気から自分の理性を守るため、必死にストレスを回避しようと抗う羅衣。 一人暮らしのワンルーム、放課後の教室、そして恐怖の心霊スポットへ――。 攻守が完全に逆転した、二人の歪んでいく主従関係の行方は!? 肉体変化の制限時間(タイムリミット)を抱えた天才の圧倒的無双と、脳を焼かれたギャルの狂気が交錯する、新感覚サスペンスラブコメディ、ここに開幕!

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カクヨム
カクヨム2026/09/08
  • 現在の作品神童羅衣の災難