あらすじ
4月4日、恋人の18歳の誕生日。
俺——秋元将(あきもとまさし)は、恋人の星野翠(ほしのみどり)とお揃いのペアリングを買い、幸せなデートの渦中にいた。
しかし、駅前の交差点で暴走トラックが二人を襲う。
繋いでいた手が離れ、視界が途切れた——。
病院のベッドで目を覚ました俺を待っていたのは、「事故に遭ったのはお前一人だ」という不可解な事実。
慌てて館内を探し、ついに見つけた翠。
だが、彼女の隣には見知らぬ青年・武志が寄り添い、彼女は俺を見てこう言ったのだ。
「あの……誰、ですか?」
衝撃のまま非常階段から転落した俺は、気づけば事故直前の「あの時間」へと戻っていた。
今度こそ彼女を救うため、事故のルートを変える将。
だが、どれだけ未来を変えようとしても、翠は不可解な笑みを浮かべ、まるで吸い寄せられるように死へと向かっていく。
そして、再び目覚める「俺を知らない翠」と「圧倒的善意のライバル・武志」がいる並行世界。
進んでも地獄、戻っても地獄。
交錯する時間と書き換えられた記憶の果てに、将が辿り着く世界の真実とは——。