あらすじ
「この子、わたしの彼女なの」
告白現場に居合わせただけの地味な図書委員・小田切いろはは、学年一の美少女・一ノ瀬澪に腕を取られ、その場しのぎの"彼女"にされてしまう。
放課後、澪は言った。「彼女役をやって。あなたなら、誰も本気にしないから」
条件は三つ。毎日一緒に帰る。教室では彼女として扱う。期間は、男除けが要らなくなるまで。
澪は「男除けだから」と言って、校門から手を繋ぐ。教室でも堂々と"彼女"扱いをする。
でも――男子の目が消える公園の角を曲がっても、誰もいないわたしの部屋でも、その手は離れない。
「偽装だから」「本気にしないこと」と自分に言い聞かせ続けるいろはと、言葉少なで行動だけが早い澪。
周りの全員に「男除けね」と理解されている偽装恋人は、いつから本物になるのか。
澪が「あなたなら誰も本気にしない」と言った本当の理由は、第一章の終わりで明かされます。
全年齢・甘々・百合。手を繋ぐところから始まる、糖度高めの学園ラブコメです。