あらすじ

教室で「私、東雲くんが大嫌いなので」と言われた、その夜。 毎晩二十二時に組んでいるデュオ相棒・レンから「今日、学校で最悪なことがあった」と弱音が届いた。 ――そこに書かれていたのは、俺と彼女しか知らないはずの、今日の放課後の出来事だった。 地味で無口な高二・東雲隼(ハヤ)は、二人一組の対戦ゲーム『ダブルライン』で一年間、テキストチャットだけの相棒と毎晩組んできた。 その相棒は、学年首席・絶対零度のあだ名を持つ高嶺の花、氷室玲奈。教室で隼を一番嫌っている女子だった。 気づいたのは隼だけ。ゲームの中のレンは口が悪くて、笑い上戸で、甘えん坊で、「ハヤと話してると落ち着く」と言う。 相棒に「学校で大嫌いな男」の相談をされ、自分のことを自分で助言する羽目になる隼。 夜の本音が、翌日の教室の関係を一ミリずつ動かしていく。 正体を言えば、二十二時は消える。言わなければ、昼の「大嫌い」は続く。 そして相棒は言った。「明日の夜、VCしよ。声、聞かせて」

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/07
  • 現在の作品学年一の高嶺の花に「大嫌い」と言われた夜、毎晩組んでるデュオ相棒から「今日、学校で最悪なことがあった」と弱音が届いた ~相棒が俺だと、彼女はまだ知らない~