あらすじ

夏休みに交通事故で死んだ高校生、北風夕。 死後もなぜかこの世に残り続けていた夕は、夏休み明けの始業式の日、生前と同じように学校へ向かう。 誰にも姿は見えず、声も届かない。 そのはずだった。 家の前で、幼馴染の朝凪澪がいつものように「おはよう」と声をかけてきたのだ。 夕は、澪だけには自分が見えているのだと思い、久しぶりの登校を共にする。 途中で立ち寄ったのは、この世とあの世の境目だという噂が残る場所――平坂。 しかし学校に着いてから、夕は少しずつ違和感を覚え始める。 そして屋上で、泣き崩れる澪の言葉を聞いた時、夕はようやく気づく。 二人は最初から、一度も会話などしていなかった。 死を受け入れられない少女と、想いを伝えられないまま死んだ少年。 ずっと隣にいた二人が、最後にもう一度だけ向き合うための一日。

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カクヨム
カクヨム2026/09/07
  • 現在の作品君が「おはよう」と言ったから