あらすじ

https://estar.jp/pictures/26606553 表紙絵 「……りす?」  その名前で、  呼ばないで。  なのに。  心地のいい体温に、  頬を寄せていた。  あたたかい。  良い匂い。  大地に守られているみたい。  その腕は、  どこまでも私を受け入れてくれる。  こんな私でも。  意地っ張りで、  頑固で。  素直じゃない私でも。  ここにいると、  許される気がした。  目を覚ましたくない。  現実は、  いつだって容赦ない。  私を私じゃないものに、  変えてしまう。 「……コルク」  小さく呟いて。  ――はっ。  目が覚めた。  私の敵。  天敵。  絶対に好きにならない男。  その名前が、  どうして夢から溢れたの?  でも。  この香りは知っている。  この体温も。  この腕も。  ……彼のものだ。 「会社……」  行きたくない。 「やだ」  今日は、休む。  もう一度、  目を閉じた。  眠りに落ちる直前。 「可愛い……」  彼の声が、  夢の中で聞こえた気がした。  コルク。  絶対にダメな人。  ――なのに。  どうして私は、  彼の腕の中が一番安心するんだろう。

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/07
  • 現在の作品謎ラブコメ【この私に限って、無い。彼だけは、無理】だって、枠外だし、詐欺師だし。