あらすじ
「まだ何色にも染まっていない夜の中で、ふたりが出会った」
『色なき風が吹く頃に』のヒロイン・杏奈——彼女がまだ漢字の「杏菜」だった頃、プロのキャストとしても、一人の女性としても未熟でピュアだった夜のエピソードゼロ。
昼と夜、すれ違う時間軸を生きながらも、「絶対に嘘をつかない」というたったひとつの誓いだけで手繰り寄せ合った二人。ネオンの喧騒に怯え、夜の街のルールに戸惑っていた少女・杏菜が、ただ一人の男・昇吾の前にだけ魅せる無邪気な素顔と、切ないほどの真っ直ぐな愛。
泥臭いリアルの暗闇を抜け出し、宝石のように輝く街を飛び越えて満天の星空へと駆け出していく——二人だけの密やかな逃避行
。
不器用で、けれどどこまでも純粋だった“始まりの恋”。
杏菜の原点と永遠を可憐に描く、ドラマチック・エピソードゼロ。
ロマンチックで甘やかに透き通る、大人の純愛ラブストーリー