あらすじ

千葉県某所の雑居ビルで怪しげな占い屋を営む少女、ティアラ・ラウ。彼女はある日ひょんな事から、カルト宗教から逃げ出してきた少女、シャレー・アルカトランを助ける。ティアラはティアラで違法に活動をしているようで、それをシャレーに悟られないように、シャレーに協力を申し出る。シャレーは国外脱出のために、ティアラに付き添われて空港に向かうが、その道中で教団の追手が差し迫る。ティアラとシャレーの即席タッグで狂気の敵に立ち向かう――!  信念と策略が折り重なる、ガールズバディバトルアクション! 【舞台設定・キャラクターについて】(5話までに提示されない事項を含みます) <舞台設定> ●錬金術  何らかの儀式を経由し、超常の結果を得る行為全般を指す。儀式は古典的な神話や思想体系に由来するが、それらを大きく拡大解釈・曲解したような儀式がほとんど。  原理上誰でも錬金術を操ることはできるが、原典となる神話・思想体系の十分な理解が必要な上、それを儀式に発展させるためには知識と技術、そして錬金術を通して得たい結果に対しての強い思いが必要。 ●登録番号/錬金等技術管理監督官(錬金等技術局)  錬金術という人智を超えた力を操る人間を管理するため、国の機関として錬金等技術局が設置されている。  日本国内で錬金術を扱うためには、錬金等技術局に届け出て、免許を得る必要がある。免許を得ると登録番号が発行される。登録番号は、錬金術の種別(どのような系統の術式か)を表す符号と、通し番号で構成される。未登録で錬金術を扱うことは、日本においては直ちに違法となる。  錬金等技術局は、問題を起こした錬金術師の矯正・更生も担う。また、錬金等技術管理監督官が地域ごとに複数置かれ、錬金術師達の取りまとめや有事の際の捜査、矯正・更生を担当する。 ●矯正・更生プログラム  問題を起こした錬金術師に適用されるプログラム。いずれも被適用者を拘束し、脳波に外部的に刺激を与えて操作するもの。  矯正プログラムは、罪を犯すに至った思考を頭の中で辿らせ、その全ての段階で強烈な否定を叩き込むことで、思考の根本を改めるもの。最大級の人格否定を何時間にも渡って浴び続けるに等しく、適用後の自殺率も高い。  更生プログラムはそれより重く、被適用者の人格を消去し、社会常識などを一から書き込み、別人として生まれ変わらせる。その後の被適用者は元の人格を完全に忘却し、新しい名前を与えられ、新天地でボランティア等に従事して過ごす。 <キャラクター> ●ティアラ・ラウ(中国名:劉梓翎、ラウ・ズィーリン)  占い屋を営む16歳の少女。黒髪のショートヘアで、赤い瞳。黒を基調に赤の差し色が入った服装で、上半身はチャイナ服風、下半身はゴスロリ風のフリルがついた丈の短いスカート。常にジト目気味で、時折人を食ったような話し方をする。自分が正しいと思ったことに対して正直に行動するが、そのためなら嘘やハッタリも使う。香港マフィアの娘で、10歳の時に派閥争いに巻き込まれ、殺される寸前の父親に貨物船に投げ込まれ、日本へ渡航した。不法入国状態のため、錬金術師としての登録を行うことができない。  身長ほどの長さの棒で地面などを擦り、発生させた火花を操る錬金術。火花には広東語で単純な命令を与えることができる。 ●シャレー・アルカトラン  カルト教団「新月の騎士団(オルド・ネオメニアエ)」から逃げてきた17歳の少女。イギリス人で、日本のクオーター。金髪のふわふわしたセミロングの髪で、ベージュの丈の長いジャケットとタータンチェックのスカートを身につける。腰回りには何個もの懐中電灯をぶら下げている。おどおどして自信なさげだが、他者を慮る優しい性格。元は孤児で、9歳の時に教団に拾われ、その中で育てられてきた。1年半前に偶然教団の外の世界に触れ、教団の異常性に気付き日本へ逃亡した。登録番号HZ-202。  触れた物体と所持する時計を一対一で対応させ、その物体の状態を復元する錬金術。発動には複数の条件がある。 ●ゾーイ・ウィンクレット  カルト教団「新月の騎士団(オルド・ネオメニアエ)」の追手。ボブカットの銀髪で、瞳は常に少し見開かれている。性儀式を軸とした教団の営み(黄金の夜明け団・テレマなどの新興錬金術の、さらに表層をなぞったもの)を心から信じ切っており、シャレーを連れ戻すことがシャレーにとっても最善であると信じて疑わず、どれだけ傷付けられてもシャレーのために諦めず立ち上がる。  金色の細長い棒、または自らの血で魔法円を描き、その範囲内にある物にラテン語で簡易な命令を与える錬金術。 ●津田沼輪音(つだぬま ろんど)  ゾーイと行動を共にする謎めいた少女。真っ黒な瞳と長い髪で、西洋の喪服を想起させる服装。計算高く冷徹で、常に相手を見下したような喋り方をする。幼少期に凄絶に虐げられた経験と、偶然試したおまじないによって相手を葬った経験から、人智を超えた力による支配を強く望むようになる。目的を達成するためなら人を平気で利用し、利用し終わった人間は躊躇なく殺す。登録番号LR-123。  銃弾が着弾した物体を短時間任意に動かし、また銃弾4発で十字を形作ってその中心に大きな圧力をかける錬金術。 ●車崎可乃子(くるまざき かのこ) 錬金等技術管理監督官。矯正・更生プログラムの主担当。公務員としては異例で、部署配属から7年目となる。茶色っぽい長い髪をポニーテールにしていて、常に半目のように目を細めている。どこか達観したような口調で、時折いい加減に見える一面もある。更生プログラムを独自に操作し、被適用者が絶対に自分の命令に従うようなプログラムを秘密裏に仕込んでいる。 ●今井未穂(いまい みほ) 錬金等技術管理監督官。新卒で、車崎の後輩。黒い髪で、肩ぐらいまでの長さ。黒い細い縁の眼鏡をかけている。新卒らしくおどおどした様子もあるが、勉強熱心で資料の読み込みも深く、先輩に対しても比較的はっきり物を言う。職業倫理が強く、時と場合に応じて柔軟に対応する車崎と意見が衝突することも。

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カクヨム2026/09/07
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