あらすじ
《あらすじ》
思春期になり、幼馴染みのカスミと微妙な関係にあったユズルは、遂に告白を決意する。
ユズルが告白をしていたその時。突如として飛んできた野球ボールがユズルの頭に当たる。意識を失ったユズルが目を覚ますと、そこは男しかいない世界だった。
彼女になるはずだったカスミも、セーラー服を着たゴツイ男に変わってしまう。
男となったカスミをユズルは受け入れることのできない。だが、カスミはどんなに拒絶されても変わらずにユズルを想い続ける。
男女の垣根のない世界で織りなす、ちょっぴり切ない恋愛模様。
〈キャラクター紹介〉
政岡 ユズル (まさおか ゆずる)
【主人公・高校生(男性)・16才】
黒髪の短髪。中肉中背。大人しい見た目。決して社交的ではないが、人に対しての偏見が少ない。そこが魅力でもあり、意識せずに人を惑わす部分でもある。来る者は拒まず去る者は追わない性分。
父子家庭で、幼い頃はカスミの家でよく面倒を見てもらっていた。自分のため一生懸命に頑張る父親の背中を見て来たので父親との絆は強く、若干人に甘えるのが苦手。
幼い頃に母親の死を受け入れた経験から、他の事は受け入れられたが、どうしてもカスミだけは諦めがつかない。
「今を大切に生きなさい」が、母親の口癖だった。
美術部の幽霊部員。
上村 カスミ (うえむら かすみ)
【ヒロイン・高校生(男性・前女性)・16才】
金髪で長めの短髪。長身でガタイがいい。活発的な印象。気が強いようで、泣き虫。自分のことより人を優先する性格。親が仕事を優先し自分を祖母に預けたままにしているせいで、人が離れていくことにストレスを感じる。ユズルが変わってしまっても健気に尽くし続ける。
運動神経抜群で、中学の時にバレー部で全国大会の手前まで行っている。バレーの強豪校にスカウトされたが、みんなと離れるのが恐くて断った過去がある。
以前のユズルから似合うと言われたので、セーラー服にこだわっている。
可愛いものが好きだが、似合わないことが悩み。
ユズルから女のカスミの話を聞いて、複雑な思いを抱えてしている。
江崎 ジュン (えざき じゅん)
【サブキャラ・高校生(男性)・16才】
茶髪で毛先を遊んでいる。背は若干低め。明るい印象。ムードメーカーで人懐っこい。チャラい面もあるが、友達想いで、一途な面もある。こう見えて、頭がいい。
ヨウタがユズルを好きだと気付いているが、三人の友達関係が壊れるのを心配して、気付かないフリをしている。
小学校の頃からユズルと友達で、一度は転校したが、中学の時にまた転校して来た。ユズルと離れている間に、友達の恋人と分かっていながら恋をしてしまい、友情を壊してしまった。なので、ヨウタの事を心配している。
和田 ヨウタ (わだ ようた)
【サブキャラ・高校生(男性)・16才】
黒髪で短髪のくせ毛。背は普通でやや細身。前髪で少し顔を隠しているが、中性的な顔立ちをしている。暗い印象。中学でユズルに話しかけられるまで友達がいなかった。それまでは、自分でも人を避けていたし、問題児として人からも避けられていた。
ユズルに密かな恋心を抱いている。カスミがいるので無理だと諦めていたが、ユズルが変わり、カスミと上手くいっていないのを嬉しく思う自分に自己嫌悪がある。
勉強もスポーツも苦手。でも手先は器用。好きな事なら黙々と続けられるタイプ。
ユズルに対する想いをアカリに話したことがきっかけで、アカリと距離が縮まった。アカリの家の工房へ手伝いに通う。
佐山 アカリ (さやま あかり)
【サブキャラ・高校生(男性・前女性)・16才】
茶髪の短髪。中肉中背。クールな印象。カスミには優しいが、ユズルなどには容赦しない。
小学校の頃からカスミのことが好き。カスミの幸せを第一に考え、自分の気持ちに諦めをつけるため、ユズルとカスミが結ばれて欲しいと思っている。
家が民芸品の工房をやっていて、よく手伝いをしている。親に代わり家事全般をこなす。
勉強もスポーツも苦手で、ヨウタの共に補習、追試の常連。
上村 トヨ (うえむら とよ)
【サブキャラ・カスミの祖父(男性・前女性)・70才】
白髪の短髪。小柄。優しい顔立ちだが、男になってもぱっと見では変化がない。心が広く、若い人を遠くから見守り寄り添う老人。ユズルの事も、本当の孫のように思っている。
実は、ユズルが別人になっているということに早くから気が付いていた。