あらすじ
(あらすじ)
祓い屋の匠は悪霊の呪哭に母親を殺され、その復讐のためだけに生きてきた。だが、同級生で呪哭の宿主は殺し屋の少女カノンであった。
呪哭を葬るためには、呪哭が憑いている心臓に直接攻撃をくわえなけれがならない。しかし、相手が殺し屋ではそう簡単にはいかない。
そこで匠はカノンに告白をして距離をつめ、油断させることにする。
一方で何も知らないカノンは、兄の願いであった充実した学校生活を送るために、匠からの告白を受け入れる。
この物語は、そんな祓屋の匠と殺し屋のカノン。二人の交互の視点により進んでいく。
吉野 匠(よしの たくみ)
【主人公・高校生(男性)・16才】
黒髪の短髪。中肉中背。落ち着いた見た目。成績優秀、スポーツ万能。一見すると爽やかな好青年だが、内面は口が悪く腹黒い面もある。
祓い屋の名家、御影家の血をひく。御影家の人間には、悪霊が見えるという力がある。他の祓い屋は、肉眼では悪霊をはっきりと捉えることができない。
幼い頃は御影家とは離れ、母親と二人で暮らしていた。その頃は、祓い屋というものさえ知らなかった。
だが、呪哭に母親を殺され、復讐のため匠は祓い屋となる。
復讐のためなら、宿主を殺すことも厭わない覚悟がある。
距離をつめて油断させるためにカノンに告白するが、次第に特別な感情を抱きだす。
呪哭の一部を吸収したナイフが武器。母親がくれた御守りでもある。
安田 カノン (やすだ かのん)
【ヒロイン・高校生(男性)・16才】
茶色の長髪。中肉中背。大人しく地味な見た目。成績、スポーツともに平均だが、それは目立たないためでもある。いつもはオドオドしているが、殺し屋の仕事になると冷静沈着。
殺し屋になってから学校に通っていなかったこともあり、天然な部分もある。加えて、人を疑うことに疲れてもいるので、仕事から離れると騙されやすい面もある。
物心ついたときから施設で育つ。大好きな兄がいたが、彼も殺し屋をしていて亡くなってしまう。兄が殺されるまで、兄が殺し屋をやっていることを知らなかった。
カノンのいる施設では殺し屋の育成もしていて、他の子が殺し屋にならずに済むようにカノンは自分から殺し屋の道を選ぶ。
呪哭に命を助けられ、天使様と呼んでいる。
呪哭 (じゅこく)
【悪霊】
黒い鬼のような見た目。冗談などをいうふざけた性格。特級霊で、他の悪霊より知能も高く、霊力の凄まじい。だが、匠も持ってナイフに左の腕と脚を喰われている。
心臓に根をはるように憑くため、普段は完全に姿を隠している。なので祓い屋の攻撃などが効かない一方で、宿主の心臓が止まるまでは離れることもできない。
なので離れたいときは宿主を操り自殺させたりもする。匠の母親に憑いたときも、身体を捨てるために自ら火をつけさせた。
人間の命を何とも思っていない一方で、人間というものを楽しんでもいる。