あらすじ

少子高齢化対策として、国民一人ひとりに「寿命定年」を設定する法律が施行された日本。41歳の会社員・山田は、自分の寿命定年が65歳と知り、残りの人生を安心して過ごせると思っていた。
しかしある日、寿命定年が「社会貢献度の低下」を理由に突然短縮される。山田は必死に社会へ貢献しようとするが、寿命はさらに短くなり、やがて会社や家族からも存在そのものを忘れられてしまう。
政府職員から「寿命定年とは死ぬ年齢ではなく、人間として存在できる条件を定めたもの」だと知らされた山田。そして最後に提示された寿命延長の条件は――自分の残りの寿命を、別の少年へ譲り渡すことだった。
山田が選択した結果、日本では今日も誰かの「寿命定年」が静かに決められていく。
「国家が必要としなくなった人間は――?」

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アルファポリス
アルファポリス2026/09/07
  • 現在の作品短編作品②『寿命定年制』