あらすじ
──この青さが恋でないなら、この青さは謎ではない。この青さが謎であるなら、この青さは恋である。──
【あらすじ】
愛想はないが、周りから基本『いいヤツ』で通っている高校一年生の多々羅晴夏《たたらはるか》(16)は、二学期が始まって少し経った頃、借りていた本を返すために学校の図書室を訪れる。するとそこには、同じクラスでカースト最上位の人気者、長谷《はせ》あやめ(16)の姿があった。多々羅が何をしているのか尋《たず》ねると、あやめはそのギャルな見た目に不釣り合いに見える妖艶《ようえん》な笑みを浮かべて言い放つ。
「謎を解くため」
ひょんなことからあやめに謎解きの才能を見抜かれ、多々羅《たたら》は流されるままに生徒や先生の悩みをうけつける仮設の相談窓口『放課後ロンリー|倶楽部《くらぶ》』のメンバーとして活動することに。
しかし、実はあやめには密かな目的があって……?
持ち前の記憶力と推理力をいかんなく発揮する「巻き込まれ探偵」気質の多々羅《たたら》と、類稀《たぐいまれ》な知識量とコミュ力を駆使する「天才肌な助手」のあやめのコンビが繰り広げる新感覚青春学園ラブコメミステリ…???
【キャラクター紹介】
多々羅晴夏《たたらはるか》(16)
県立|鞍方《くらかた》高等学校一年生。男子。中学まで児童養護施設『ささめき』にいたが、高校入学と同時にアパートで一人暮らしを始める。暗記科目は全般得意だが、運動神経は中の下。素直で基本断れない性格。洞察力と記憶力に優れ、普段見過ごされがちな部分に注意を向けたり些細《ささい》なことでもすぐに記憶してしまったりする。また推理能力がずば抜けて高い。ハンドメイドが趣味で、フリマアプリにおいて月にサラリーマン級の稼ぎを得ている。将来の夢は「かわいい」がいっぱいの雑貨屋さんを地元に開くこと。施設で年下の子どもの世話を引き受けていたおかげか年少者の扱いに慣れている。
長谷《はせ》あやめ(16)
県立|鞍方《くらかた》高等学校一年生。女子。多々羅《たたら》のクラスメイトであり、クラスのカースト最上位。オタクたちからは「オタクに優しいギャル」として神聖視されている。勉強は全般得意だが、運動神経は壊滅的。性格は極めて明るくポジティブだが、時折謎めいた雰囲気を纏《まと》わせる。父親が大学の哲学教授である影響で、幼い頃から様々な本に親しみ知識が豊富。
【各話登場人物表】
第一話
多々羅晴夏《たたらはるか》(16) 高校一年生、男子
長谷《はせ》あやめ(16) 多々羅《たたら》のクラスメイト、女子
上田|正憲《まさのり》(15) 多々羅《たたら》のクラスメイト、男子
田中|胡桃《くるみ》(15) 多々羅《たたら》のクラスメイト、あやめの友達、女子
吾妻隼人《あづまはやと》(16) 多々羅《たたら》のクラスメイト、あやめの友達、男子
岸|祐樹《ゆうき》(15) 多々羅《たたら》のクラスメイト、あやめの友達、男子
男子生徒A
男子生徒B
第二話
多々羅晴夏《たたらはるか》(16) 高校一年生、男子
長谷《はせ》あやめ(16) 多々羅《たたら》のクラスメイト、女子
有吉涼能《ありよしすずの》(15) あやめの幼馴染《おさななじみ》、高校一年生、女子
金田洋海《かねだひろみ》(17) 涼能《すずの》の部活の先輩、女子
上田正憲(まさのり)(15) 多々羅《たたら》のクラスメイト、男子
田中|胡桃《くるみ》(15) 多々羅《たたら》のクラスメイト、あやめの友達、女子
第三話
多々羅晴夏《たたらはるか》(16) 高校一年生、男子
長谷《はせ》あやめ(16) 多々羅《たたら》のクラスメイト、女子
長谷《はせ》あやめ(8) 小学二年生、女子
有吉涼能《ありよしすずの》(15) あやめの幼馴染《おさななじみ》、高校一年生、女子
有吉涼能《ありよしすずの》(7) 小学二年生、女子
第四話
多々羅晴夏《たたらはるか》(16) 高校一年生、男子
長谷《はせ》あやめ(16) 多々羅《たたら》のクラスメイト、女子
楠木繁《くすのきしげる》(35) 高校教師、男性
栗花落雫《つゆりしずく》(17) 楠木《くすのき》の生徒、高校二年生、女子
和佐《かずさ》ゆら(37) 雑貨店店主、女性
第五話
多々羅晴夏《たたらはるか》(16) 高校一年生、男子
多々羅晴夏《たたらはるか》(15) 中学三年生、男子(写真)
長谷《はせ》あやめ(16) 多々羅《たたら》のクラスメイト、女子
長谷《はせ》あやめ(5) 幼稚園児、女子
楠木繁《くすのきしげる》(35) 高校教師、男性
楠木繁《くすのきしげる》(24) 無職、男性
和佐《かずさ》ゆら(37) 雑貨店店主、女性
佐藤五郎(38) 公園利用者、男性
石田次郎(38) 公園利用者、男性
長谷幹郎《はせみきお》(39) あやめの父親、男性
上田正憲(まさのり)(15) 多々羅《たたら》のクラスメイト、男子
【基本ルール】
・本文
→○は「ハシラ」と呼ばれる。シーンが展開さ
れる場所・時間帯(昼間の場合のみ省略)を示す。
→登場人物の苗字または名前+「」は「セリ
フ」と呼ばれる。基本的に演者が男性の場合は苗字、女性の場合は名前で示される。
→「ハシラ」と「セリフ」以外の文章は「ト書き」と呼ばれる。シーンの状況・登場人物の行動等が描写される。
※「× × ×」は同一ハシラ内(シーン)の時間経過を表す。
※登場人物の苗字または名前のN+「」は特定人物のナレーションを表す。