あらすじ
【作品概要】
主人公の木崎漣(きざき れん)は高校一年生。
世界的巨大企業であるユーディキウム社によって能力者に改造され、デスゲームに巻き込まれる。
身体から金属を生み出す能力を得た木崎は、チームメイトである能力者・御手洗栞里(みたらい しおり)や人狼のマルベラと共に生き残るべく戦う。
不条理に巻き込まれながらも、生きるため必死に戦う姿を描く、デスゲーム系バトル作品。
【世界観・舞台】
舞台は現代日本。
表向きは現実の世界と同じようだが、実際には巨大コングロマリット・ユーディキウム社が世界の政治・経済を支配する。
ユーディキウム社は人体実験と富裕層向けの娯楽として、“ザ・ゲーム”を開催しており、改造手術を受けた人間やサイボーグ、遺伝子調整された改造生物などが、日々殺し合いを行っている。
【主人公】
・木崎漣(きざき れん)高校一年生
16歳としては大人びた性格であり、危機的状況下でも妙に冷静な分析をしたり軽口を叩いたりする等、図太いメンタルの持ち主。
父親が強盗団のリーダーであり、父親の命令によって殺人に手を染めた過去を持つ。強盗の被害者やヤクザ、警察官など五十人以上を殺害しており、“史上最悪の少年殺人鬼”と呼ばれていた。
当時も強盗や殺人に罪悪感は抱いていたが、病弱な妹がすこしでも良い暮らしを送れるようにと犯罪行為に手を染めていた。13歳の時に、警察に捕まり、少年院に送られる。14歳の冬に妹が投身自殺し、心に一生の傷を負う。自らも後追い自殺を試みたが、少年院の“先生”に止められ、“先生”との交流の中で立ち直り、更生する。物語開始五ヶ月前に少年院を出て、母親と一緒に暮らしていたが、母親に売られる形で“ザ・ゲーム”に参加することになる。
能力:金属生成能力
自身の体から生成した金属を武器に変え戦う。
皮膚の硬化や再生能力を持ち、体を液体金属に変えることもできる。自身から生成した武器を他の参加者が使うなど、汎用性も高い。超人的な身体能力も有しており、物語開始時点では最新の能力。※ただし、物語が進むにつれ、より最新の能力者が出てくるためアドバンテージは薄れていく。
弱点はエネルギー(カロリー)の消耗が激しいということ。エネルギー切れの際は高カロリーの食料を摂取することで、エネルギーを補充している。
【主要キャラクター】
・御手洗栞里(みたらい しおり)[本作のヒロイン]高校二年生
物語開始時の半年前から“ザ・ゲーム”に参加する美少女。
真面目で成績優秀。抜群のスタイルを誇る。
名門企業社長の令嬢だが、会社の経営が傾き、金策のため“ザ・ゲーム”に半ば騙される形で参加することになる。
優れた戦闘センスを有するが、反面、敵とはいえ人を殺すことに強い抵抗感を抱いており、対人戦ではそれが弱点になる。
木崎のことは、その強さを信頼している反面、“ザ・ゲーム”にいとも簡単に適応していることや、ゲーム参加以前の経歴から恐れも抱いている。
能力:ステルス能力
光学迷彩を操ることで自身を不可視状態にする。
また、再生能力を有しており、スタミナとエネルギー消費を抑えるボディスーツを着用しているため長期戦に強い。身体能力も驚異的で、スピードと身のこなしを活かした戦闘スタイル。
その他、捕獲銃や刀身の長さを伸縮自在に変えられる特殊ブレードを保有している。これらの装備は賞金で購入した物である。
・マルベラ[本作のマスコット]年齢不詳(人間時の見た目は九歳から十歳くらい)
ユーディキウム社の研究所で生み出された人狼の少女。木崎と同じタイミングでゲームに参加する。
語尾に「ワン」とつく話し方で、天真爛漫な性格。ずっと研究所暮らしのため世間知らず。
人間の姿(犬の耳がついているため普段は帽子で隠している)と犬の姿(アラスカン・マラミュート)を使い分けることができるが、初回のゲームは体調不良のため、ずっと犬の姿でいた。
ゲーム中に助けられたことから木崎になつき、木崎の自宅に居候する。
能力:人狼(ライカンスロープ)
木崎以上の身体能力を持ち、格闘術で攻撃する。また、木崎が生成したナイフやハンマーも使う。再生能力も有しており、嗅覚・聴力にも優れている。
・梶山麗華(かじやま れいか)[ゲームの案内人]二十三歳
木崎たちが所属するDチームの案内人。表面上は明るい性格だが、仕事はかなり適当。
実は“ザ・ゲーム”からの卒業者
・田口(たぐち)四十歳
木崎のチームメイトの能力者。爆発物を生成する能力を持つ。弱小暴力団の若頭。
【ザ・ゲームの基本ルール】
1.チームVSチームの団体戦
参加者(参加生物)たちは運営によって編成されたチームに所属し、敵チームと戦う団体戦方式。
能力者のみで構成されたチームや、能力者と改造生物の混合チーム。改造生物のみのチームもある。
2.ターゲットレース方式
両チームからそれぞれ一人ずつ指定されたターゲットの参加者を先に殺害した方が勝利。
勝利チームには、ゲームでの活躍度合いによって賞金が支給される。賞金額はゲームを監視する審判によって決められる。敵の殺害数が多くても勝利に貢献していないと判断されれば、賞金額は低い。逆に殺害数がゼロでも勝利に貢献したと判断されれば、高額賞金が支給される場合がある。
獲得した賞金は負債の返済に使用できるほか、武器の購入や自身の能力強化にも使用可能。
「今すぐ借金を返すか」
「次の戦いに備えて自分を強化するか」
という選択が常に参加者へ突きつけられる。
また、ゲーム中の負傷は、ユーディキウム社傘下の病院で治療を行う。治療費は参加者に請求されるため、収支が赤字になる場合もある。
3.“卒業”の条件
参加者には参加費として一億円の負債が背負わされており、負債を完済すれば、“ザ・ゲーム”から“卒業”し次回からのゲームに参加しなくてすむ。
4.敗北の場合
ゲームに敗北した場合、負けチームの参加者には罰金が科せられる。罰金の金額も審判が決めており、ゲームで活躍した参加者の罰金が低く抑えられることもあり、参加者によってはプラス収支になる場合もある。
5.日常生活において
チームの勝利・敗北関係なく、ゲームが終了すれば帰宅し日常生活を送ることができる。体に埋め込まれたマイクロチップによって、運営は参加者を24時間体制で監視しており、ゲームにおける一切の情報は外部に漏洩してはならない。マイクロチップは遠隔操作で電流が流れる仕組みになっており、ルール違反が確認された場合(ゲーム中でのエリア外への逃亡・情報漏洩等)は電流が流れ、違反者を制圧あるいは殺害する。
ゲーム開始一週間前に、次回ゲームのターゲットの情報、集合場所などが通知される。
6.改造生物について
参加する改造生物たちは、賞金や“卒業”といった規定はなく、死ぬまで参加し続ける。
7.その他
上記等のルールは、運営やスポンサーの意向によって随時変更される。