あらすじ
本原作は「子は宝」という表現から着想を得ました。調べてみると宝箱から生まれてきた子を育てる作品は存在しているようだったので「すべての子どもが宝箱からしか産まれない世界」だったらどうだろうかと想像しました。私たちのよく知る出産から、ある日突然、1人の秀でた魔女によって、子どもは宝箱からしか産まれなくなる呪いをかけられました。魔女はなぜそんなことをしたのでしょうか。そしてその世界は私たちの社会とどうちがうのでしょうか。まったく変わらないところもあれば変わるところもある。その2つの世界の差異が、子どもが産まれなくなってきた私たちの社会の何かに響く予感がしました。子どもが入っている宝箱に辿り着くには夫婦2人だけでダンジョンのボスを倒す必要があります。ダンジョンの攻略は困難で命を落とすこともある。しかも毎回自動生成の不思議なダンジョンシリーズのようなシステムです。しかし選ばれた人が就ける「助産師」という資格を得た人だけは例外として1人だけ夫婦に同行することができます。でも代わりに戦ったり直接手助けすることは魔女が定めたルール違反となる。以上が基本設定です。
主人公のルピナスや登場する予定の個性的な助産師たちは登場人物たちの出産子育てを全力で応援します。自分の出産子育てを応援してくれるキャラがたくさんいる。そんな作品になれたらいいなと思っています。
本原作者には脚本、小説、漫画などの執筆経験がありません。本作がはじめての挑戦になります。そのため何冊かの漫画や脚本の書き方の本を購読しました。助産師ではありませんが、一般的な人より子どもといる時間が長い生き方をしています。未熟な私では本作品の世界設定のポテンシャルを引き出し読者の方にしっかりと届けることは難しいと感じています。一緒に届けようとしてくれる編集者や漫画家の方をはじめとした多くの人との出会いと協力を求め、本コンテストに応募しました。よろしくお願いします。